取引所のオークション市場に対して、買い手と売り手が合意すれば何時でも即時取引できるシステムをOTC (Over-the-Counter) と言い、取引所の制限を嫌った。また、取引所のリスト銘柄になれない銘柄の企業及び、NYSEのように制限されるメンバーシップを嫌った証券会社並びに、より自由を求めた投資家及びトレーダーに支持されたOTC市場がナスダックである。以前は店頭市場的な役割があり、AOLなどナスダックをステップとしてNYSEのリスト銘柄入りした企業が多かったが、現在ではMSFTやINTCのようにダウ30銘柄に選ばれる企業でもナスダックに留まっている。 NYSEのSpecialistだけが持っているBookの情報は、ナスダックではレベル2として有料で公開されているが、レベル3はマーケット・メーカーだけの独占である。マーケット・メーカーは市場を運営する為に買いと売りの両方に値段を出すことが義務づけられているので、現在でもマーケット・メーカーには相手があった場合に5秒間考える時間が与えられている。全ての売買情報、執行はコンピューターで自動的に実行されている。 マーケット・メーカーとはナスダックのメンバー会社であり、ブローカー及びディーラー並びに市場運営者としての役割がある。発注はマーケット・メーカーのブローカー部門に出せばよいが、マーケット・メーカー以外でナスダックに直接参加するにはECN (電子通信ネットワーク) である、SOES, ISLAND, ARCAなどを使う。個人トレーダーはナスダックとECNの産物である。 また、ナスダックでは誰にも大衆のストップ(マーケット)オーダーを執行する義務は無いのでストップが滑る現象が起こりやすい。
